LSEGリスク・インテリジェンス、APACとEMEAにおいて、国際決済に関する詐欺に対処するグローバル口座認証サービスを開始

コンプライアンス、リスク管理、不正防止ソリューションで業界をリードするLSEGリスク・インテリジェンスは、アジア太平洋地域（APAC）および欧州、中東、アフリカ（EMEA）においてグローバル口座認証（GAV）サービスの提供を開始したことをお知らせいたします。GAVは、送金が行われる前に受取人と口座情報の詳細が一致しているかを照合する革新的なソリューションであり、不正取引から企業や個人を守ります。

GAVは、21 カ国^［1］の銀行口座と口座名義人の即時認証を可能にすることで、企業のお客様を不正な取引から守るサポートをします。口座情報を照会し、「一致」、「ほぼ一致」、「一致せず」のいずれかに判定し、支払いが意図した受取人に正しく届くかを検証します。

GAVは、APP詐欺、つまり詐欺師が銀行などの信頼できる組織を装って被害者を騙し、被害者に多額の銀行送金をさせるよう仕向ける詐欺に対処するために設計されています。

2025年、LSEGは、銀行口座および口座名義人に関する認証の対象国を順次、追加していく予定です。現時点で、日本では、国内から21カ国への仕向送金の際に、GAVを活用して口座認証することが可能となっています。例えば、日本に拠点を置く企業が、米国に拠点のある企業の口座に日本から送金する際に、送金先の銀行口座および口座名義人の認証が可能です。

LSEG リスク・インテリジェンス 日本担当 大嶋 寛士のコメント: 

「国境を越えた決済の需要はビジネスチャンスを生み出す一方でリスクも伴います。特に、APP詐欺に対しては企業も一歩先を進んだ対策をとり続ける必要があります。詐欺師は常に新しい手口を考案し、これまで以上に巧妙で大規模なスケールで活動しています。不正を行う詐欺師が企業とそのお客様の取引における脆弱性を標的にする中、当社は堅固なデータ主導型のソリューションへの投資を継続し、企業が国際決済や本人確認に関するリスクをより確実に軽減できるようサポートを行ってまいります」

GAVは、決済ワークフローを効率化しつつ、多国籍企業、金融機関、フィンテックなどの企業を不正取引から守り、高度化する詐欺の手口からお客様を保護するためのサポートを提供します。

GAVはAPI経由でも利用が可能なため、企業は口座データをシームレスに自社のシステムに統合し、効率化を図ることができます。

本製品に関する詳細につきましては、ウェブサイト (英語) をご参照ください。 

LSEG Press Office
Nsikan Edung / Yasue Aoi

newsroom@lseg.com
www.lseg.com/ja

LSEG リスク・インテリジェンスは、組織が効率よくリスク管理を行い、風評被害を回避し、不正行為を減らし、世界中の法的および規制に関するコンプライアンスを確保するためのソリューションを提供しています。World-Check によるスクリーニング・ソリューションから、デューデリジェンス・レポートによるあらゆる事業体や個人の詳細な身元調査、最先端の本人確認、アカウント認証、デジタル・オンボーディング・サービスまで――うまくリスク管理を行うことで、より効率的に、効果的に、そして、お客様が自信を持って業務を遂行されるお手伝いをしています。

詳しくは、ウェブサイトをご参照ください。