グローバル化がサプライチェーンに与える影響は小さくありません。
多くの場合、問題の原因はサプライチェーンの複雑性ではなく、サプライチェーンの開始から最終消費者に至るまで生じる管理、透明性、モニタリングの欠如といった基本的要因です。
企業は規制遵守義務を完全に理解することが求められています。米国海外腐敗行為防止法 (FCPA) や英国贈収賄法などの贈収賄および汚職防止規制を十分に理解し、サプライヤーやサードパーティがもたらす制裁リスクを把握することが重要です。
さらに、風評被害リスクの可能性も考慮に入れる必要があります。例えば、人権侵害や環境破壊に関与するサプライヤーと提携することは、自社の評判を損ないかねません。サイバー・セキュリティ・リスクやデータ・セキュリティ・リスクなどの新たなリスクも、自社の市場価値や評判に悪影響を及ぼす可能性があります。リスクベースのコンプライアンス・プログラムを継続して実施することが極めて重要です。
サプライチェーン・リスク管理とは
サプライヤーに対してデューデリジェンスを行い、サプライヤーから生じるリスクを評価することで、取引関係を開始・継続すべきかについて、十分な情報に基づく意思決定が可能となります。
サプライチェーンのデューデリジェンスは、取引関係が提案された最初の時点で実施することが重要です。その後も関係が続く限り、リスク・エクスポージャーの変化を継続的にモニタリングしなければなりません。
サードパーティ・リスクの評価と管理を怠ると、財務的損失、風評被害、サプライチェーンの重大な混乱、規制当局による処分を招く可能性があります。
カバーされるリスク
ビジネスに影響を及ぼすリスク
不正行為、反競争的行為、贈収賄・汚職、詐欺など、サプライチェーン・ネットワークにおける人に関わるインシデントを管理します。
サプライチェーン・ネットワーク内のサードパーティを自社のESGに関する方針の遵守状況に基づいて評価します。
開示されている知的財産や機密情報をサードパーティが悪用しないよう監視します。
サードパーティが説明どおりのサービスを提供しているかどうかを評価し、供給停止が引き起こされるリスクを軽減します。
サプライチェーンのあらゆる段階でオープンな情報共有と説明責任を要求し、サードパーティの資金源に関する透明性を確保します。
サードパーティの財務の健全性と安定性を確認し、財務上の不正を明らかにします。
ソリューション
リスクに前もって備える
LSEG は、サプライチェーンや流通ネットワークにおけるリスクの評価、管理、軽減を支援し、お客様の風評被害や財務的損失を回避します。テクノロジー、ヘルスケア、資源採掘などのセクターを問わず、多数のサードパーティと取引する企業は、サプライヤーに関わる業務の複雑さを管理しながら、営業コストの削減に努めていることでしょう。
LSEG のソリューションは、オンボーディングから継続的なモニタリング、契約更新に至るまで、サードパーティとの取引関係のライフサイクル全体を通じて、お客様が自社の評判を守り、規制上の義務を果たすための支援をいたします。
サードパーティをスクリーニング
LSEG World-Check は、取引関係や人的ネットワークに潜むリスクの発見に役立つ、数百万件のプロファイルを収録したデータベースです。外国公務員や国営企業など、高リスクまたは制裁対象の法人や個人を特定できます。
格付け、インサイト、分析を取得
LSEG Due Diligence Reports を通じて、サプライヤーの全体像と潜在的リスクの把握が可能です。各レポートには、ネガティブ・メディア検索、詳細なバックグラウンド・チェック、企業の登記データ、訴訟および規制に関するデータベース・チェックなどの結果が記載されています。
LSEG のテクノロジー・プラットフォームを活用
LSEG Due Diligence Centre は、サードパーティ・リスクの管理プロセスを一元化し、初期評価、オンボーディング、継続的なモニタリング、契約更新や契約終了など、サードパーティとの取引関係のライフサイクル全体を通じてステークホルダーをサポートするテクノロジー・プラットフォームです。
LSEG とのパートナーシップによるサポート
LSEG のサードパーティ・オンボーディング・プログラムとマネージド・スクリーニング・サービスを活用することで、業務の効率を高め、より多くの時間を戦略的なタスクに費やすことができます。
ご利用のメリット
LSEG が世界中で信頼される理由
調査員は、非侵入型のデータ収集手法を利用し、一般に公開されたリスク情報のみを利用します。
ISAE 3000 標準で認定された World-Check の体系的データを活用した、さまざまな人的情報源を利用できます。
すべての主要市場に現地スタッフがいるため、情報の信頼性が低い国であっても、現地の状況や詳細情報を細かく把握できます。
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