FTSE Russell は透明性が高く、強固でルールに基づいたインデックスの構築で高い評価を受けおり、今後もインデックスのガバナンスで世界のベストプラクティス基準を主導していく所存です。
この理念に従い、FTSE Russell は、証券監督者国際機構 (IOSCO) が「金融指標に関する原則の最終報告書」で行った提言 (IOSCO 原則) に関して準拠表明を行っています。FTSE Russell は、準拠表明における監査要点について、KPMG LLP から独立した保証書を受領しています。
FTSE Russell は、IOSCO 原則を全面的に採用しており、ベンチマーク設定プロセスにおける利益相反に対処するとともに、ベンチマーク決定の信頼性を高め、透明性と開示性を向上させるという IOSCO の目標を支持しています。
ガバナンス
ハイライト
FTSE Russell は、以下に裏打ちされた内部統制とガバナンスの枠組みを備えています。
- 豊富な知識と経験を有する従業員で構成されるワーキング・グループによって運用される強力な内部ガバナンス
- 上級職、経験豊富な市場実務者、ステークホールダーで構成される諮問委員会による外部からの強力な監督
FTSE Russell は、導入済みの強力な内部統制の枠組みを通じて利益相反を管理しています。
FTSE Russell は、ロンドン証券取引所グループ (LSEG) の一員として、LSEG 全体に導入された内部ポリシーを含む企業リスク・マネジメントの枠組みの恩恵を受けています。FTSE Russell は、内部統制の枠組みの一部として第三者との関係について毎年リスク評価を実施しています。LSEG グループの内部監査プログラムの権限の範囲内に FTSE Russell に対するレビューが含まれています。
ベンチマークの品質とメソドロジー
FTSE Russell のインデックスはすべて、その品質を担保するため、手法に関する明確な文書を作成しており、一般に公表しています。
インデックスの設計に当たっては、対象市場や参照データの適切性や利用可能性とともにエンドユーザーの要求事項も考慮しています。
インデックスとインデックスメソドロジーに関する文書はすべて、FTSE Russell のガバナンス委員会が監督しており、一部インデックスについては外部諮問委員会が監督しています。
説明責任
FTSE Russell は、説明責任を徹底するため、インデックスの算出に関する課題や外部事象の管理方法を詳細に示した多くのポリシーを整備しています。
FTSE Russell は、問合せや苦情を管理するための手続きを確立し、整備しています。