2024 年 9 月 24 日

日本企業における ESG 情報開示の進化と ESG 投資の拡大

多くの開示は多くの投資につながる?

日本における ESG 投資は、複数の公的年金基金が責任投資原則 (PRI) に署名したことや、新 NISA の運用開始など、さまざまな追い風によって後押しされています。こうした ESG 投資の機会の拡大に伴い、ESG 情報開示を積極的に拡大した結果、ESG スコアの高い日本企業が増えています。 

SGX と共同で執筆した日本のサステナブル投資・先物レポートの最新版

四半期ごとに、日本のサステナビリティ基準の策定、日本の上場企業の ESG パフォーマンスと市場別インデックスの比較、インデックス連動型 SGX FTSE Blossom Japan インデックス先物の成長状況をレビューしています。

最新版の本レポートでは、情報開示の増加と投資の関係を探っています。

当四半期の分析の主なハイライト

  • GPIF のポートフォリオにおける FTSE Blossom Japan Index シリーズの運用資産残高は約 2 兆 9,000 億円に達し、前年同期比で大幅に増加 
  • FTSE Blossom Index シリーズは、時価総額指数を引き続きアウトパフォーム
  • SGX FTSE Blossom Japan 先物の 1 日平均出来高は前年同月比 26% 増となり、2024 年 6 月には 1,380 万米ドルを記録