FTSE Russell のビジネスを支える強固なガバナンス、透明性、誠実性
ベンチマークに対する欧州の規制やステークホールダーからのガバナンス改善要求を踏まえると、強固なガバナンスは FTSE Russell のお客様にとって重要な関心事であることは明らかです。FTSE Russell は、インデックスのガバナンスで世界のベストプラクティス基準を主導することにコミットしており、透明性が高く、強固かつルールに基づくインデックスの構築という点で高い評価を受けています。
FTSE Russell のガバナンスの枠組み
FTSE Russell は、最高水準のインデックスの構築、維持、運用するため、既存インデックスのメソドロジーの変更と新たなインデックスを承認するための強固なガバナンスの枠組みを用いております。この枠組みは、第 1 ラインである経営幹部の代表メンバーから成る専門的な意思決定組織、第 2 ライン (リスクおよびコンプライアンス部門) の代表メンバーから成る監督委員会、第 3 ライン (監査部門) の管理者で構成されるとともに、ベンチマーク・メソドロジー、インプットデータ、対象市場に関する専門知識を持つ市場実務家で構成された独立外部諮問委員会からも支援を受けています。
詳しく見る: FTSE Russell のガバナンスの枠組み (英語)
EU 加盟による FTSE インデックスへの影響
英国の EU 離脱に関し、FTSE UK Index Series、FTSE Europe Index、Eurozone Index の適格基準においては、EU 加盟国であることは考慮されません。このため、英国 (またはその他の国) が EU 非加盟国になったことは、直接的な影響を及ぼしません。英国と EU 間の金融サービス通商協定に相反の規定がない、あるいは、EU が第 2 次金融商品市場指令 (MiFID2) の関連条項の下で、英国について同等性を積極的に認めていないため、欧州の株式取引義務 (英語)は、ロンドンおよび EU 27 のべニューにおける株式の相対的な流動性に影響を与え、企業による上場先の見直しが進む可能性があります。そうした結果が実際に生じた場合、FTSE Russell は FTSE UK Index シリーズ (英語) および FTSE Global Equity Index シリーズ (英語) の基本ルールにおいて規定され、国籍判定 (英語) の方針に関する資料に概要が記載されている適格基準の適用を継続します。
サステナブル投資指標
2019 年 11 月に施行された、金融商品および金融契約においてベンチマークとして使用されるインデックス、あるいは投資ファンドのパフォーマンス評価に使用されるインデックスに関する欧州規制 (EU BMR) の修正条項は、ベンチマーク・メソドロジーの主要な項目が環境・社会・ガバナンス (ESG) の要素をどのように反映しているかについて、インデックス管理者に説明義務を課しています。考慮すべき ESG ファクターはこの規制の範囲内で定められており、次のデータ表 (英語) には、FTSE International Limited が管理し、ESG 目標を追求するベンチマークに対応する指標が記載されています。