ガバナンス

諮問委員会と監視委員会

FTSE Russell の外部諮問委員会は、すべてのインデックスにおいて対象市場が確実に反映されるべく、インデックス・メソドロジー (FTSE Russell のすべてのインデックスに適用される厳格なルール) を適切に進化させることに万全を期しています。

最高水準のインデックス・ガバナンスに対する FTSE Russell の取り組みとコミットメントを反映して、独立委員会は構成されています。

このガバナンス体制は 1984 年、FTSE 100 Index の運用を監督する独立実務者委員会が設置されたことに始まります。委員会のメンバーや役割、活動状況が変化し、新しいベンチマークとインデックスの取得がありましたが、諮問委員会は FTSE Russell のガバナンス枠組みにおいて引き続き重要な役割を担っています。

  • FTSE Russell インデックスの維持、管理、算出を担う委員会システムと並行して、インデックス・パートナーと協力の下で同様の運営を行うパートナー委員会が存在します。

    委員会メンバーは、FTSE Russell のインデックスが投資家のニーズに対応できるようガイダンスを提供し、新規インデックスの設計・作成、既存インデックスのポリシー変更について助言を行うことが求められています。

    諮問委員会からの議論とフィードバックは、FTSE Russell のインデックス・ガバナンス委員会が意思決定やインデックスの判断を行う際のデータセットとなります。また、国、テーマ、セクター、構成銘柄別のインデックス・データのソースや分類の検討には、特定の委員会も参加しています。

  • FTSE Russell の外部諮問委員会メンバーは、世界の投資市場をリードする専門家によって構成されています。

    メンバーは、アセット・オーナー、アセット・マネージャー、投資コンサルタントなど、FTSE Russell のインデックスを利用するバイサイドおよびセルサイドの組織に所属しています。また、ブローカーやカストディアン、証券貸付、デジタル資産コミュニティなどの金融サービス業界からのメンバーで構成される委員会もあります。

    ポリシー諮問委員会のメンバーは通常、最高投資責任者レベルまたは同等の役職者であり、インデックス・メソドロジーに関わる戦略的ガイダンスや見解を提供します。

    メンバーは FTSE Russell の顧客企業の従業員で構成されますが、それぞれ個人の裁量で参加しています。メンバーには、FTSE Russell インデックスの品質の維持に貢献し、特定のベンチマークの提供に関わる技術的知識を有していることが求められます。

    さらには、深い知識や独自の視点の提供、インデックスの完全性とレビュー・プロセスの透明性の維持という共同目標を共有することも求められます。したがって、FTSE Russell は、メンバーが他社に移籍しても留任を依頼してますが、インデックスの利用に関する実務的な理解と知見を提供できなくなった場合は退任を求めています。

  • ユーザーは自身の見解を直接 FTSE Russell に表明することができ、それらの見解は場合に応じて、関係する委員会に付託されます。 

    委員会とメンバーへの対応は、FTSE Russell 委員会事務局が担当しています。委員会に伝えたい意見や情報をお持ちのインデックス・ユーザーは、committeesecretary@ftserussell.com にご連絡ください。

    インデックス・ユーザーや関連ステークホルダーは、FTSE Russell の委員会メンバーに自社関係者を推薦することができます。各委員会への付託条項は以下を参照してください。FTSE Russell はこの付託条項、上記のメンバー条件、包括的なガバナンス枠組みに基づき、メンバーの推薦や提案を拒否する権利を有します。空席がない場合についても同様です。

マーケット・コンサルテーション

FTSE Russell は、インデックス・メソドロジーの変更について定期的に助言を求めています。外部諮問委員会は、このようなマーケット・コンサルテーションの策定や実施に多くの場合、関与しています。

マーケット・コンサルテーションは、ベンチマーク・メソドロジー変更ポリシー (英語) に基づいて実施されます。過去のコンサルテーションの詳細については、 マーケット・コンサルテーションのページをご覧ください。