FTSE TPI Climate Transition インデックス・シリーズ

TPI Climate Transition インデックス・シリーズは、グローバルかつ多様な株式のパフォーマンスを反映するもので、低炭素経済への移行に伴うリスクと機会を考慮してウェイトを調整しています。構成銘柄のウェイトは、5 種類の主要な気候関連指標に基づいて調整されます。化石燃料埋蔵量、炭素排出量、グリーンレベニューに対する企業のエクスポージャー、気候関連ガバナンスに対する企業の取組み (気候関連財務情報開示タスクフォース (TCFD) の提言に沿ったもの)、炭素排出量削減に対する企業のコミットメント (パリ協定および 2℃未満 / 1.5℃目標達成軌跡)、これらが考慮の上、調整されます。本インデックス・シリーズは FTSE Russell と TPI のデータ・分析を統合します。

さらに、FTSE Global Core Infrastructure TPI Climate Transition Index は、FTSE が定義するインフラストラクチャー・サブセクターと代替発電セクターの投資可能証券バスケットのパフォーマンスを測定します。構成銘柄のウェイトは、低炭素経済への移行に伴うリスクと機会を考慮して調整しています。

本インデックス・シリーズのデザインは TPI の指標評価および FTSE Russell の気候フレームワークからなる 5 つの気候指標を用います。

• 化石燃料埋蔵量: 化石燃料埋蔵量で企業をアンダーウェイト

• 炭素排出量: 温室効果ガス排出量で企業をオーバーウェイトまたはアンダーウェイトしながら、セクターニュートラルを適用する

• グリーンレベニュー: グリーン経済から収益を得る企業をオーバーウェイト

• 経営品質 (MQ) : 低炭素経済への移行によるリスクと機会の管理状況、および気候関連財務情報開示タスクフォースの勧告に沿った気候関連ガバナンスに対する取組み状況で企業をオーバーウェイトまたはアンダーウェイト

• カーボン・パフォーマンス: 2℃未満 / 1.5℃ 目標達成のための温室効果ガス排出量削減軌跡へのコミットメントで企業をオーバーウェイトまたはアンダーウェイト

Transition Pathway Initiative (TPI) はアセット・オーナーが主導し、アセット・マネージャーに支持されているグローバルなイニシアティブであり、投資家が、企業の低炭素経済への移行に対する準備状況を評価し、気候変動への対策をおこなうのをサポートします。FTSE Russell は 2017 年以来 TPI のデータ・パートナーを務めています。

本インデックス・シリーズの構成:

• FTSE All-World TPI Transition ex Fossil Fuel ex Tobacco ex Controversies Index
• FTSE All-World ex Japan TPI Climate Transition Index
• FTSE Developed TPI Climate Transition ex Coal ex Controversies ex Nuclear ex Tobacco Index
• FTSE Developed ex Korea TPI Climate Transition Index
• FTSE Developed ex Australia TPI Climate Transition Index
• FTSE Emerging TPI Climate Transition Index
• Russell 1000 TPI Climate Transition Index
• FTSE Japan TPI Climate Transition Index
• FTSE Australia 300 TPI Climate Transition Index
• FTSE Global Core Infrastructure TPI Climate Transition Index